健康を維持し、がんなどの病気のリスクを減らすには、バランスの良い食事が不可欠です。肺がんに負けない体をためにも 、肺がんと関係の深い食べ物を知って下さい。
■パイナップル
パイナップルの中のビタミンCが、抗ヒスタミン作用や気管支の筋肉の緊張をゆるめる作用をしますので、カゼをひいたり、のどが腫れたり、気管支炎になってたんの切れが悪くなった時は、生のパイナップルが効果をあらわします。ただし、一度にたくさん食べると下痢を起こします。
また、一般に去痰剤といった薬の中には、タンパク分解酵素や、のどの腫れや気管支の炎症を取る成分の入っているものがあります。このタンパク分解酵素の一つプロメリンは、パイナップルの果実や根茎から抽出されます。
■ヨーグルト
タマゴのタンパク質には硫黄分が含まれていますが、これに悪い腸内細菌が作用すると、硫化水素が生まれ、そのため体内が硫化水素により呼吸困難を起こす場合があります。ヨーグルトはこうした悪い腸内細菌をおさえ、良い腸内細菌を増殖、促進させる働きがあります。オナラが臭いのは、この硫化水素やインドールなどのせいですが、あまり我慢すると、硫化水素が腸から吸収されて血中に溶けてしまうので、注意が必要です。
■山芋(やまいも)
山芋に含まれている酵素が、一緒に食べた食べ物の消化と腸の栄養吸収を助け、ムキンを含んだグロブリン様タンパク質などが協壮強化をあらわし、基礎体力をつけることで、呼吸器の弱い人もこの効果をえて、強くしてくれます。
■にんにく
にんにくに臭気の強いアリシンは、水溶性でもあり脂溶性でもあるので、結核菌の病巣をとりまいている脂質を容易に突破して、強い抗菌力で結核菌を一掃します。消化吸収を良くして栄養分を行きわたらせますので、消耗性結核などに効果が大きいものとなります。
■銀杏(ぎんなん)
銀杏は肺を温め、働きを強め、滋養も高める効果があります。肺結核には銀杏の油漬けが良く効きます。それは酵素作用によるもので、銀杏に含まれているタンパク質分解酵素が、体内のタンパク質状の老廃物を取り除く作用があるからです。銀杏の油漬けの作り方は、まずフライパンでよく銀杏を空炒りします。次に薄皮をむき、消毒した広口のビンに入れ、ゴマ油をたっぷりとひたひたになるぐらいまで注ぎます。これを空気が入らないように密閉して、冷蔵庫に約三ヵ月ほど置けば食べられるようになります。
■里芋(さといも)
里芋のしっぷを患部にあてると色々な症状に効きます。肺炎にかかった場合、応急処置として胸に温しっぷして貼りつけると当座は効きます。